競技かるたでは、自分の札を上段《じょうだん》・中段《ちゅうだん》・下段《げだん》の3段にわけて配置します。また、それぞれの段を、右・左の外側によせます。

それぞれの札をどこに置《お》くかは、ルールで決まっていませんが、いつもバラバラに置いていると、暗記がタイヘンです。
けれど、「この札はいつもここにある」と、置き方のルールを決めておけば、おぼえやすくなります。

置き方のルールを「定位置《ていいち》」と言い、あきのた会では、初心者の方には、すべて同じ定位置を使っていただくことにしています。

あきのた会 定位置(前半)1字きまり〜「み」札まで

そうすると、この定位置さえ覚えてしまえば、自分の定位置の場所か、相手の同じ場所の2箇所を探すだけですみます。たとえば、1字決まりの「むすめふさほせ」は、自分の右下段か、相手の右下段(自分から見て左上)のどちらかにしか置かれません。

このままではもちろん、相手も取りやすいので、慣れてきたら、この定位置をベースに、それぞれ「自分はよく知っているけど、相手は覚えにくい」ように、自分の定位置を作っていくことになります。

あきのた会 定位置(後半)「た」〜「あ」まで
※後半の定位置は、上の配置をめやすに、それぞれ自分の好きなように決めます。